こんにちは!@triathlete_yurika です。
このサイトでは、トライアスロン初心者の方々に向けた、トライアスロンにまつわるHowtoコンテンツを紹介しています!
前回の記事では、2022年ホノルルトライアスロンの大会前日までの様子についてレポートしました。
今回の記事では、大会当日についてレポートします:)
ざっくりスケジュール
レース当日のスケジュールはざっくり以下のような形でした。
- 3:00 起床
- 4:00 トランジションオープン
- 5:30 トランジションクローズ
- 5:49 第2ウェーブにてスタート
- 7:00 母の出場する10Kのスタート
- 8:00 母のゴール予定
- 9:00 私はこのくらいまでにゴールをしたい
- 11:00 家族で打ち上げ(笑)
なかなか寝付けない夜
久々のトライアスロンだったこともあり、前日は緊張してなかなか眠りにつけませんでした。
朝も、寝坊してはいけない…!と言うプレッシャーから、結局朝の3時前には目が覚めてしまいました。
母にも緊張が伝わったのか、起きる必要のない母まで一緒に起きてくれました。笑
持ち物チェックと朝ご飯
私のトライアスロン当日のモーニングルーティン(笑)として、
- バイクボトルにドリンクを入れる
- 持ち物最終チェック
- 朝ご飯
というのが恒例です。
レース中にしっかりパワーになるように、レーススタートの約2時間前に炭水化物を摂るようにしています。
前日に買ったスパムおむすびを食べて、いざ出発!
トランジションオープン
万が一、何かあった時にホテルに戻る余裕があるように、とはいえ、早すぎて時間を持て余さないように、トランジションオープンから少し経った4:10am頃に会場に到着しました。
もちろん、すでに準備を始めている参加者もいましたが、私が到着した頃は人はまばら。
バイクラックもスペースに余裕を持って確保することができました。
参加人数が少ないのかな?現地の人はもっと時間ギリギリに来るのかな?笑、と思いながら準備を進めていると、徐々に参加者が増えていき、トランジションクローズの直前には例年のような人の多さでした 🙂 (日本人参加者は例年に比べとても少なかった印象です。)
タイミングチップを忘れずに
ブリーフィングや大会当日もアナウンスされていましたが、レースを計測するタイミングチップは当日の配布です。忘れずに受け取りましょう。
オープニング・スイムスタート
トランジションクローズ後は、全選手スイムスタート地点に集まりオープニングセレモニーが行われました。
この頃にだんだんと陽が昇ってくるのですが、少しづつ明るくなる空の下でハワイの州歌を聞くこの感覚、3年ぶりでしたが「あーこれこれ!」と胸が高鳴りました。
その後忘れずにメダリスト(アップル味にしました)で瞬発力を補給し、エリートと第1ウェーブを見送った後、私は第2ウェーブでスタートしました。
ウエットスーツ着用も可能
当日の水温が25.5度以上だったため、ウエットスーツの着用は認められるものの入賞はできないこと、また、通常のエイジウェーブではなく、最後の第6ウェーブでのスタートが求められました。
大会側は、泳いでいる最中に暑くなりすぎて脱水症状を起こす危険性があることからウェットスーツの着用を推奨していませんが、それでもどうしても不安な方は着用が可能です:)
バトルに巻き込まれる
私はどの大会においてもウェーブの中で最後方のポジションからスタートし、できるだけバトルを避けるのですが、何を思ったのか、今回はウェーブの中でも前の方でスタートをしてしまい、案の定バトルに巻き込まれました。笑
前の人に蹴られてゴーグルを破損したアスリートを知っているので、それだけにはならないようにできるだけ顔を上げて泳ぐこととになり、かなり苦しいスタートとなりました笑
後ろのウェーブに追い越されまくる
もともとどの種目においても速いということはないのですが、練習をほとんど行なっていなかったことが拍車をかけ、同じウェーブはさることながら、後ろのウェーブの選手にもガンガン抜かされました。笑
特に第3ウェーブは鍛え抜いたアスリートが集結するウェーブ。幸い、激しいバトルは免れましたが、今回のスイムでは終始人の波に苦戦しました。
↑なんとかスイムアップ。空もますます明るくなってきました!
T1→バイク
あんなに事前にイメージトレーニングをしていたのに、いざトランジションエリアに帰ってくると自分のバイクの位置があやふやに。やはり実践を繰り返さないと感覚が鈍ることを実感しました笑
私の周りのバイクはほとんど出走済みだったので、広々とT1。
準備していた真水で海水を流し、ランシューズへ履き替え。補給食のメダリストを摂取して、ゼッケンベルトよし、バイクグローブよし、ヘルメットよし、バイクパンツよし、サングラスをかけていざバイクに!
ビンディングは、なしで笑
もともと3種目の中で最も苦手なバイク。
交通事故にあったことがきっかけで苦手意識が高まり、今回も最も怖かった種目でした。
シンガポールに引っ越してからはクロスバイクのみで、ロードバイクは前日のブリーフィングに行く際に乗ったのがおよそ3年ぶり。。。練習不足なんていうレベルではなかったので、ビンディングシューズはやめて、ランシューズで挑みました。
同じコースを2周回
年々短くなっていたバイクコース。今年もさらに短くなっていることを期待したのですが笑、さすがに短くなりすぎたようで、この大会からコースが大幅に変わり、20kmを2周回するコースとなっていました。
毎年、強風で心が折れるラグーンドライブがカットとなり、ラグーンドライブの入り口で折り返すコースとなっていました。
2周回というのは個人的にとても良かったです。というもの、1周回が終わった時点で「これと同じことをあともう1回すればいいんだ!」といった具体で、体力の計算がしやすかったからです。
昨年よりも長い距離のはずなのに、今年の方が短く感じました:)
天気はとても爽やかで、日差しもさほど強くなく、バイクボトルのドリンクも余るほどでした。
落車する選手も…
道は、舗装されて走りやすいところもあれば、ボコボコとして緊張感が走るところも多々ありました。
そして残念ながら、落車してまった選手や、メカニカル的なトラブルがあった選手も見かけました。
どんなに準備していても、こういった可能性はゼロではありません。なので、「仕方ない!」とも言えますが、大事に至る事故の場合「仕方ない」では済みません。
事故に遭わないために安全第一で走行することの大切さを今一度感じました。
T2→ランコース
バイクまで終われば、あとは事故の確率は極めて低い!ということで、いよいよゴールが現実的になってきました。
例年、T2でも補給食を摂るのですが、なんだか無しでもいけそうな気がしたので、ここでは補給せず、ポケットに入れて走ることにしました。
やや複雑なコース
例年、ランコースは少しだけ分かりにくいので、事前にマップをよく見てイメージトレーニングをしました。
それでも実際に走ってみると、周回になっていないシングルのコースですらやや不安になりました笑
私が走り出すころには10Kの2周回目、スプリントの2周回目、速い人だとオリンピックディスタンスの2周回目、もちろん1周回目の人も混ざっていて、自分の走っているコースが果たして本当に正しいのかが判断しにくかったです。
コースの上には、スタートから1km, 2km, 3km…と距離を示すボードが置かれていたのですが、そのボードの置き方も少し紛らわしく、違うコースを走ってしまっているような感覚になりました。
周りに同じタイミングでスタートする人が多ければそれほど迷わなかったのかもしれません。笑
結果、コースを間違うことなく完走できましたが、これから初参加の方は、マップをよく頭に入れておくことをおすすめします:)
セルフエイド
今大会からの変更点として、一部「セルフエイド」が取り入れられました。
これまで、全てのエイドにはボランティアの人たちが立ち、紙コップでドリンクを配ってくれていましたが、この紙コップが浪費につながっていることから、「マイカップを持って走る」ことが推奨されていました。
とはいえ、ブリーフィングの時点でのアナウンスだったため、一部のエイドはこれまで通り有人で紙コップでの配布、一部のエイドは無人でホース(管)から出る水をセルフで補給する、という形でした。
(なので、マイカップがないと補給できないということではありませんでした:) )
私は少しでも紙コップの削減につながればと思ったので、バイクボトルを持って走ることにしました。
元々、もう少し小さめのボトルに水を入れてラン用に用意をしていたのですが、ただの水よりもバイク用に用意した100 Plusの方がエナジー補給になりそうだな、と思って急遽バイクボトルを持って走ることに。
小さめのボトルがおすすめ
しかし、走り出してみると、思ったよりもドリンクの残りが多くボトルが重い…!!
特に、ランの走り出しは(バイク40kmの後で)いつもとても辛く、いつもなら問題ないような少しの重さでもものすごく負担になり、足が前に出てくれませんでした。
仕方なくドリンクを少しづつ流し、ギリギリ走りに影響が少ないところまで減らしました笑
普段のトレーニングではドリンクボトルを手に持って走ることはなかったこと、また体力もなかったことからリズムを掴むのにしばらく苦労しました。しかし、体が慣れてくると、いつでも水分補給できることが大きな安心感に繋がりました。なので、結局はボトルを持ちながら走って良かったです:)
DNFのアスリートも…
比較的涼しい気候だったとはいえ、ランの頃には徐々に気温が上がり始めました。
ランの途中で倒れてしまったアスリートもいて、脱水症状だったのかなぁと思います。レースでは、
「喉が渇きを覚える前に水分補給をする」
ということを改めて肝に銘じました。(飲み過ぎるとチャポンチャポンになりますが笑)
結局、ポケットに入れたMedalistを補給することはなく、いよいよゴールへ。
3年ぶりのゴール
先にゴールしていた仲間のアスリート、両親に応援してもらいながら、笑顔でゴールすることができました。
リザルト
3年ぶりとなったトライアスロンのリザルトは、
- Time: 03:09:41
- Swim: 00:35:14
- T1: 00:05:05
- Bike: 01:27:42
- T2: 01:41
- Run: 01:00:02
総合245/355位、Age 8/13位の結果となりました。
練習してないことがしっかり表れた結果でしたが、シンガポールから日本を経由して参加できたこと、母と参加できたこと、父が応援に来てくれたこと、怪我なく完走できたこと、本当に心に残る大会となりました。
レポートには含まなかった今回のレースの背景については「Honolulu Triathlon 2022-あとがき」にまとめます。
よければご覧ください^^