こんにちは!@triathlete_yurika です。
このサイトでは、トライアスロン初心者の方々に向けた、トライアスロンにまつわるHowtoコンテンツを紹介しています!
今回のテーマは、パラリンピックでのトライアスロン!
パラリンピックでの様々な出場形式やルール、その魅力について紹介していきます!
東京パラリンピックで楽しく応援しましょう!
パラトライアスロン
パラリンピックにおけるトライアスロンのことを「パラトライアスロン」と呼びます。
主なルール
一般の選手と同様、スイム・バイク・ランを行うのが基本です。
障害に応じて、義足・義手などの装着や、ハンドサイクル、車いすレーサーの使用が認められています。
距離はスプリント
パラトライアスロンは、
- スイム:750m
- バイク:20km
- ラン:10km
という、いわゆるスプリントの距離で競われます。
競技能力でクラス分け
一般の選手では年齢でエイジと呼ばれるグループ分けを行いますが、パラトライアスロンでは「同程度の競技能力」によって男女ごとにクラス分けされます。
義足の選手、義手の選手、視覚や聴覚など様々な障害がありますが、障害ごとに分けるのではなく、競技能力でクラスを分け、そのクラス内での順位を競います。
クラスは大きく3つ
クラスは、
- 下肢に障がいがあり車いすを使用(PTWCクラス)
- 切断など肢体不自由の立位(PTSクラス)
- 視覚障がい(PTVIクラス)
の3つに区分され、そこからさらに障害の程度によって「サブクラス」へと細分化されます。
選手を支えるハンドラー
トライアスロンではトランジションタイムも勝敗を分けます。
障害の程度に応じて自力でのトランジションが難しい場合、選手のトランジションをサポートする「ハンドラー」という制度があります。
1秒でも早いトランジションをサポートすべく、ハンドラーも選手ともに多くのトレーニングを重ねます。
ではここからは、それぞれのクラスについて詳しく紹介していきます!
PTWCクラス
PTWCクラスは、下肢に障害があり、車いすを使用する選手のクラスです。
障害の程度に応じてさらに「PTWC1」「PTWC2」2つのサブクラスに分かれます。
クラスで時間補正あり
PTWCクラスは2つに分けられるものの、表彰は合わせて行われます。
とはいえ、障害の重度に応じで不平等が起こらないよう、
- 時間差でスタートするインターバルスタート
- 同時スタートしてゴール後に時間補正
のどちらかを行うことで、レースの平等性を保っています。
補正する時間は以下です。
サブクラス | PTWC1男子 | PTWC2男子 | PTWC1女子 | PTWC2女子 |
時間差 | 0:00 | +3:08 | 0:00 | +4:04 |
ハンドサイクル・レーサーを使用
車いすの選手は、バイクパートでは手でこぐハンドサイクル、ランパートでは車いすレーサーを使用します。
最新のマシンと想像を上回る速さも見所です!
PTSクラス
PTSクラスは、切断などにより肢体不自由ではありながら、立位可能な選手のクラスです。
障害の程度に応じてさらに、PTS2〜5のサブクラスに分かれます。
障害を感じないパフォーマンス!
切断・麻痺といった障害の違いや、脚・腕など障害の箇所も様々な選手が集まるのがこのクラス。
障害を抱えながらも、まるで一般選手のように泳いだり自転車を漕いだりする姿はさすがのプロアスリートです!
PTVIクラス
PTVIクラスは、視覚障害をもつ選手のクラスです。
障害の程度に応じてさらに、サブクラスに分けられます。
PTWCクラス同様、サブクラスによって時間の補正があります。
クラス | PTVI1男子 | PTVI2/PTVI3男子 | PTVI1女子 | PTVI2/PTVI3女子 |
時間差 | 0:00 | +3:21 | 0:00 | +3:48 |
チームワークが魅力
視覚障害のある選手は「ガイド」と呼ばれるパートナーとガイドロープで繋がり共に完走を目指します。
ガイドは途中交代することなく、最初から最後まで2人でゴールを目指すため、2人のチームワークが見所です!
2人乗りのバイク
視覚障害の選手とガイドがバイクパートで二人乗りをするのが「タンデム」です。
特にスピードの出るバイクパートでは、お互いの信頼関係・チームワークは不可欠。
このクラスならではの2人で1台を操作する姿は必見です!
以上、パラリンピックにおけるトライアスロンの魅力について紹介しました!
東京パラリンピックでは、ぜひ生で選手を応援しましょう!
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