ブリック練とは?本番を想定したトレーニングのやり方【トライアスロン・初心者】

Triathlon

 

こんにちは!@triathlete_yurika です。

このサイトでは、トライアスロン初心者の方々に向けた、トライアスロンにまつわるHowtoコンテンツを紹介しています!

今回は、トライアスロンの本番をよりリアルに想定したトレーニング「ブリック練」について紹介します。

 

実体験

トライアスロンは、スイム→バイク→ランを続けて行うスポーツです。

当たり前ですが、海からあがったあとに自転車に乗って、自転車から降りてランニングへと向かいます。

こうやって言葉にするとすごく当たり前のことですが、実はこの種目の変わり目がすごくハード。

トラブルが起こることも。

例えば、海からあがったあとは足がふらついたり、バイクから降りた直後は足が思うようにでなかったり…。

私の場合、海からあがったあと、陸の間隔を取り戻すのが特に大変です。

呼吸も重力も変わるので、トランジションエリアまで走る時には慎重になります。

この変わり目にトラブルが起こることも少なくありません。

そこで、この非日常のシーンを鍛えるのが「ブリック練習」です。

 

ブリック練習とは?

先述の通り、ブリック練習では「スイム→バイク」、「バイク→ラン」といったように、複数の種目を続けています。

朝スイム→夜ランといったように比較的長く時間をあけて2種目のトレーニングを行うのではなく、直後に続けて行うことが特徴です。

レース本番のように種目と種目の切り替えを再現することで、身体に動きを刷り込んでいきます。

 

なぜブリック練が必要?

種目が変わると、呼吸や姿勢、身体の使い方が変わります。

例えば海から上がった時には重力も一気に加わったり、方向感覚が弱くなっていたり。バイクから降りた後も脚の使い方が大きく変わります。

初心者のうちは、この切り替えが頭ではわかっていても身体が適応できない!ということが起こります。

そこで、身体を適応させる「ブリック練」を行うわけです。

 

気持ちの余裕も。

ブリック練を行うことで、自分の癖がわかってきます。

例えば、スイムのあとはこれくらいスピードを出して走れる、といった感覚や、逆にスイムのあとにはこれくらいしかスピードが出せない、といったこともわかってきます。

こういったことがあらかじめわかっていることで、本番でうまく身体が動かなくても、あせったり不安になったりすることもありません。

 

トレーニング方法

ポイント

ブリック練を行う際には、下記のステップでおこないましょう。

  • 動きを覚える
  • トランジションタイムを短くする
  • フォームを意識する
  • 距離を伸ばす

まずは、身体の使い方の違いを感じながら、切り替えの動きをおぼえましょう。

動きに慣れてきたら、より速い動きでできるようにトランジションタイムを意識しましょう。

タイムも早くなってきたら、フォームも意識しましょう。

より早く、より正しいフォームが維持できるようになったら、種目ごとの距離を伸ばし、より本番に近い設定で行いましょう。

レースが近くなってきたら、距離や時間は伸ばさずに、「繰り返し行う」ことに重点を置きましましょう。

 

バイク→ランニング編

例えば1時間のトレーニング時間があれば、バイク30分・ラン30分を目安に行いましょう。

この配分で体力的に難しいようであれば、それぞれの時間を短くし、できる距離からはじめましょう。

大切なのは、続けて行うことなので、トレーニング時間は必ずしも1:1でなくてもOKです。

 

スイム→バイク編

スイムからバイクのブリック練はなかなか場所がなく難しいですが、プールであれば、泳いだ後にプールのウォーキングエリアで歩く、といったものもでもトレーニングになります。

 

トランジションの練習にも。

レース本番は焦ってトランジションでのミスも起こりやすいです。

例えば、ゼッケンベルトをつけ忘れてしまったり、ヘルメットを付けたままランスタートしてしまったり、補給を忘れてしまったり…。

ですが、ブリック練でトランジションの練習も行うことで、身体がルーティンを覚えてくれます。

本番を想定して、アイテムを並べる位置、着替える順番などにも自分のルールを作ることがおすすめです。

 

 

以上、ブリック練について紹介しました!

 

\ 元オリンピック代表森隆弘氏の効果的な3つのトレーニング/

 

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